PTAで苦しむ人をなくしたい【プロローグ】① 闘いの狼煙
先月の4/25(火)夜、松戸市立K中学校の事務室前ポストに文書が投函された。 これは、PTAに苦しむ保護者有志がPTAの適正化に向けた最終戦の火蓋を切った瞬間だった。
2年以上遡って経緯をご説明します。
R3年度K中学校入学生徒(現3年生)の保護者Aさんは、健全運営の小学校PTA出身者でした。当たり前のように学校徴収金と共に引き落とされるPTA会費。その大半が、学校への寄付や生徒たちへの物配りに支出されることに賛同できないと悩んでいました。小学校では執行部役員として、真に子どもたちを思う活動の担い手だった彼女は、K中PTAの執行部にメールを送り、保護者の加入意思に基づいて運営してほしいと入会届の整備を要望しました。
しかし、入学式でPTA会長は、加入は任意だと言いながら「どうしても入会したくない人は、担任を通じて教頭先生に申し出てください」と説明し、入会届を整備しませんでした。
保護者Aさんに代わり私からもPTA会長(実は友人なのです)に申し入れましたが、合理的な説明はないままでした。
そこで、保護者Aさんは仲間を募り、K中学校でおそらく初めてのPTA非会員の道を歩む決断をしました。
PTAの指示に従い、非加入の意思を学校に伝えたのですが、闘いはここからで、学年主任から逐一非会員対応の連絡が入る1年間を過ごすこととなったのでした。
会員を相手にすべき団体が、学校まで巻き込んで非会員を相手に動く不可解さ。
なにより、非会員を親に持つ子どもへの差別的行為に憤りを覚え、闘う覚悟を新たにしたのでした。
そこで、翌年度の入学生保護者の非会員を増やせば、学校がPTA対応することへの理不尽さに気づいてもらえるのではと、保護者Aさんと私は対策に乗り出すことにしました。
K中学校PTAの現状を出身小学校の6学年保護者に伝え、2割弱(K中学同学年の1割弱)の非加入意思の保護者を集めることに成功。数を力にして、学校長宛て要望書を提出したのでした。
おせっかい部は、PTA賛成派も反対派も尊重したい立場です。
そのためには、関係する法令を守ってフェアな運営をしてほしい。また、関係する人々の人権を害することのない活動をしてほしいと願っています。
<続く>
(部長 竹内さちえ)
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