PTAで苦しむ人をなくしたい【13】校長先生から電話が来た!
学校徴収金と一緒にPTA会費を引き落とすことを思いとどまったK中学校。これにより、加入の意思がない保護者からの誤徴収を回避できたことは本当によかったと思います。(ブログ「PTAで苦しむ人をなくしたい【12】学校の英断」)
あれから一週間、学校もPTAも大変だったのではないかと察していました。
これまで当たり前と思っていたことを根本から変えていくのは本当に大変なことだし、今年度が始まってすでに2か月以上が経過しての方針転換は様々なところへの影響も懸念されます。
そんなこと考えていた矢先のことでした。
16(金)12:30、仕事の休憩中でお昼ご飯を食べ終えようとしていた時、K中の学校長からお電話をいだきました!
校長先生からいただいた内容は次のとおり。
・PTA会長ともしっかり話し合い、これからしっかり対応する。
・いただいた質問状の最後の文章に納得した。
ここかしら✨
⇩
・学校とPTAとの長い歴史があるわけだが、個人情報保護法などへの対応などきちんとやっていきたい。
・声を上げられず辛い思いをしている保護者の存在にちゃんと対処する必要性を感じた。
校長先生、ありがとうございます(涙)。
まず、こうしてご連絡をいただけたこと。
そして、これまで触れることを避けてきたであろう課題への言及。
質問状への回答書がいただけるのかを確認しそびれてしまいましたが、課題感の共有が図れたことは大きな大きな一歩ですので、今後の動向をあたたかく見守りたいと思います。
こちらからは、私自身がPTA運営サイドの人間であり、K中PTAの運営者の心情は大いに理解しているつもりであること、さらに、実はK中入学予定児童の保護者であることをお話しし、良好な関係を築きたい旨をお伝えしました。
また、以下を要望しました。
私のこれまでの経験から、各校経営陣は問題の存在自体には気づいており改善の必要性も感じている。しかし、様々な理由で具体的な決断・実行に移せていない。今回の件を松戸市の先行事例として校長会で共有すると共に、全市的な対応とするよう校長先生からも教育長に要望してほしい。
校長先生から「PTAから質問状への回答は来ましたか?」と聞かれました。
「いただいていませんが、行政と市民との関係ではなく民と民ですので、せっつくつもりはなく、基本的にはこれからの活動を見守らせていただくスタンスです。しかしながら、学校を経由したお金が行方不明になっている事態は釈明したほうがいいんじゃないかな、という程度です。」
とお答えしました。
ずいぶん前から思っていることですが、日本人は議論することが苦手ですよね。
話し合いたくてもあれよあれよと敵対関係に。
これは、日本に根強い同調主義がベースにあり、自分の意見を持つこと・表明することを避けながら生きてきたことが影響している気がします。この大人たちの環境は、多様性を掲げた子どもたちの教育にも大きな影を落としているなと感じるのです。
すべては想像力の欠如・・・?
今回、校長先生は、見えなかったPTA非会員という存在に想像力を発揮しようとしてくださっています。
PTAについてはもちろん、学校教育においても、校長先生に期待したいと思います✨
<続く>
(部長 竹内さちえ)
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